コントローラの保護
モーターのブラシが磨耗して内部でショートを起こしコントローラのモータードライブ用FET(電界効果型トランジスタ)に過電流が流れ焼損してしまいました。

モーターでショートが発生してもコントローラの破損を防ぐ目的でモーターに【ヒューズ】を取付けました。

ヒューズとしては自己発熱して瞬時に溶断、回路を遮断する一般型のヒューズと自己復帰(リセッタブル)型のヒューズがあります。

安価な一般型基板用ヒューズ(MCR-125V 4A、3.1φ×7.54o、1個20円)を入手しましたので2個のモーターに取付けました。定格4Aのヒューズで急激なスロットル操作では溶断の可能性もありますが今の所、室内での通常飛行ではヒューズは溶断しません。(注)ヘリを固定しておいて満充電のバッテリで最大電流を測定してみましたが、5A程度は流れるようです。

故意にショートさせてコントローラに異常が起きないかテストの必要もありますが次にモーターが破損するまで待つことにしました。結果についてはその時にレポート致します。

なお、テスト用に自己復帰(リセッタブル)型の4Aのポリスイッチも入手しましたが形状が大きく次の機会にテストしたいと思います。

(注)一般型基板用ヒューズ(MCR-125V 4A、3.1φ×7.54o、1個20円)は共立エレショップで購入しましたが在庫品限りの品で現在は販売されていないようです。

(参考)共立エレショップでは【基板実装型の小型ヒューズ サイズ:8.5x8.0x1.5mm】が販売されています。(2008/6/19 現在)


【注意】


「ポリスイッチ」は【過電流・過熱保護素子】で周囲温度が上昇すると保持電流は低下してしまいます。

ポリスイッチ(RGEF300)は周囲温度25℃で保持電流3.0A(トリップ電流6A)ですが周囲温度が70℃になると保持電流2.0A(トリップ電流4A)になってしまいます。

すなわちポリスイッチがモーターの外装に接触しているとモーターの温度上昇で低い電流でトリップしてしまいます。モーターの熱影響を受けない場所に取付ける必要があります。

ヒューズの外観

基板用ヒューズの仕様

取付状況

ヒューズの取付け

バッテリ実装状況
【準備中】 【準備中】 【準備中】